更新日:2012.05.22
本学の学生が製作した高電圧技術実証衛星「鳳龍弐号」が搭載されたH-2Aロケット21号機が、予定どおり平成24年5月18日(金)未明に種子島宇宙センターより打ち上げられました。
戸畑キャンパスにおいても、パブリックビューイングを行い、趙教授をはじめ、プロジェクトチームの学生やOB?OGが集まり、打ち上げ成功の瞬間を皆で見守りました。
「鳳龍弐号」は、無事所定の軌道に投入された後、同日の午前3時21分頃(日本時間)からの九工大地上局からの可視時間において、「鳳龍弐号」からの電波を受信(*注)、信号解読には至りませんでしたが、音声信号にてコールサイン等を確認。その後、午後0時45分頃(日本時間)からの可視時間において、電波を再度受信(*注)、信号解読の結果、「鳳龍弐号」の初期状態には問題がないことを確認しました。
今後、1年間をかけて運用を行い、世界初の300V発電実験等を行なっていく予定です。実験の成果に関しては、随時情報発信を行なってまいります。
この度の「鳳龍弐号」の開発、打ち上げにつきまして、誠に多くの方々からご支援をいただきました。
プロジェクトに参加した学生共々、心よりお礼申し上げます。
(*注)現在、衛星地上局は予備免許なので「鳳龍弐号」からの電波の受信は受信試験として実施しています。
打ち上げ、衛星分離時の模様は、 JAXAウェブサイト からご覧になれます。
九州工業大学 衛星開発プロジェクト「鳳龍」のホームページは こちら