更新日:2010.10.29
平成22年9月28日(火)に早稲田大学国際会議場で開催された、The InCoB2010において、本学大学院情報工学府 生命情報工学分野 井上健太郎さんがAsia Pacific Bioinformatics Network Best Poster Award (2010)を受賞しました。
<受賞経緯>
生体分子ネットワークのクラスタリング解析では、タンパク質相互作用ネットワーク中の機能モジュールがネットワークの密な領域に存在するという経験的知見から、ネットワークを密な領域に分けることで、生体機能を持つモジュール群の探索を行っています。従来のクラスタリング法では、ネットワークの密な領域にのみ注目して、機能モジュールを探索することから、中心的なクラスタにつながる周辺のタンパク質が見落とされていました。
本研究では、拡散モデルに基づいた新たなスペクトルクラスタリング(ADMSC:Adjustable Diffusion Matrix-based SpectralClustering)を提案し、ほぼ同じクラスタサイズを持った機能モジュールの探索法を開発しました。
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