更新日:2014.05.30
平成26年5月28日(水)、本学戸畑キャンパス 百周年中村記念館において、第51回嘉村記念賞授与式及び受賞記念講演会を挙行しました。
嘉村記念賞は、明治専門学校出身の第2代学長 嘉村平八先生の顕彰事業として設置されたものであり、本学関係者で、科学技術上の業績が顕著な方、又は、産業社会?学術文化の発展に多大な貢献があった方を顕彰するものです。
今年度は、九州工業大学 久保 喜延 名誉教授が受賞しました。
久保先生は、長年にわたり長大橋の耐風安定性および維持管理性向上に関する研究に取り組み、特に剥離制御による構造物の空力弾性振動の制御に関する研究において、構造物の空力弾性動が剥離流れによるものであることに着目し、ローターを用いて剥離を制御することを提案、1993年に日本風工学会から論文賞を授与されました。
また、九州工業大学地域共同研究センター長として、大学と地域産業界との共同研究の促進を図ると同時に北九州TLOの設立に奔走されるなど、産学連携活動に貢献されました。その他、教育活動および学協会の発展にも寄与されました。
授与式に引き続き開催された受賞記念講演会では、『長大橋の耐風制振に関するハイテク化』と題して、久保先生に講演いただき、出席した約150名の学生、教職員等は久保先生の飽くなき探求心にふれ、熱心に耳を傾けていました。