2024年11月25日~27日の3日間、北九州市で開催された、電子情報通信学会通信ソサイエティ(IEICE-CS)が主催する国際会議 ICETC 2024において、大学院工学府 工学専攻 電子システム工学コース 1年の南 翔龍さんらのチームがBest Paper Awardを、同コース1年の井上 真雄さんがBest Student Awardをそれぞれ受賞しました。
ICETC(International Conference on Emerging Technologies for Communications)は、通信分野の新興技術の研究に焦点を当てた国際会議であり、電子情報通信学会通信ソサイエティの旗艦会議として位置づけられています。ICETCでは、国内外の研究者、技術者、産業界の専門家が一堂に会し、次世代通信、IoT、AI、量子通信、セキュリティなどの最先端技術について、をテーマとした研究成果や課題解決に向けた議論が活発に交わされ、さらには、幅広い視点からの意見交換や技術革新を加速させる365体育appな機会となっています。
Best Paper Awardを受賞した南さんらのチームは、電力線通信の信号を非接触で印加するためのフェライトコアの選定について、Sパラメータや回路解析を用いて検討し、kQ積に基づいた選択方法や、電力線のインピーダンスを考慮した選択方法の提案についての研究を行っています。この賞は、Oral セッションで採択された講演論文のうち、特に優秀であり、今後の発展が期待できると認められた論文に対して贈られる賞であり、南さんらのチームの研究論文が高い評価と期待を受け、この度の受賞に至りました。
Best Student Awardを受賞した井上さんは、車載機器のEMC試験におけるワイヤーハーネスの伝送?結合効果について、ワイヤ間距離の変化が与える影響を等価回路を用いての評価についての研究を行っています。この賞は、Oral セッション、または Poster セッションで第一著者として発表した学生のうち、優秀であり、今後の活躍が期待できると認められた学生に対して贈られる賞であり、井上さんが受賞するにふさわしい学生として、この度の受賞に至りました。
【受賞対象】
Best Paper Award
受賞者 | 南 翔龍(大学院工学府 博士前期課程 工学専攻電子システム工学コース 1年) |
発表題目 | Selection of suitable magnetic cores for contactless signal application in power line communication |
指導教員 | 福本 幸弘 (イノベーション本部 特任教授) 松嶋 徹 (大学院工学研究院 電気電子工学研究系 教授) |
Best Student Award
受賞者 | 井上 真雄(大学院工学府 博士前期課程 工学専攻電子システム工学コース 1年) |
発表題目 | Circuit analysis of noise coupling and signal transmission |
指導教員 | 福本 幸弘 (イノベーション本部 特任教授) 松嶋 徹 (大学院工学研究院 電気電子工学研究系 教授) |