2024年12月2日、パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)が九州工業大学に開設しているIoTシステム実装研究講座(2017年11月開設、2024年4月第3期開始)及び、パナソニック インダストリー株式会社(以下、パナソニック インダストリー)が開設したGX材料デバイス研究講座(2023年1月開設)の活動報告会を実施しました。
パナソニックHD技術部門執行役員CTOの小川氏、パナソニック インダストリー技術本部 ?プロセスデバイス革新センター長の森氏、九州工業大学の三谷学長ををはじめとして双方の組織から約50名が参加しました。
これら二つの共同研究講座ではパナソニックHDが社会実装を進めるNessum*やBeyond5G、及びパナソニック インダストリーが先行研究を行うGX*を支える新材料?新デバイスの研究開発を推進しています。
活動報告会では、はじめに、パナソニック執行役員CTOの小川氏から同社が掲げる『技術未来ビジョン』の概要、三谷学長から九州工業大学が目指すイノベーション創出大学モデルの概要報告がありました。ポスターセッションでは個別テーマに関連する各機関の取組みについて担当学生も交えながらの活発な意見交換が行われました。最後に、パナソニックHDの山下氏、パナソニック インダストリーの森氏、および九州工業大学の中藤理事より、総括?講評として、今後のさらなる連携発展への思いについてお話があり、活動報告会を締めくくりました。
※NessumとはパナソニックHDが開発?提唱する、高速?長距離を特長とする電力線通信技術のことです。
※GX(Green Transformation)とは、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことです。