更新日:2025.01.28
九州工業大学大学院情報工学府と、筑紫女学園中学校?高等学校は、相互の教育に係る交流?連携を図ることを目的として、連携協定を締結しています。
この連携協定の一環として、2024年9月26日に九工大大学院情報工学研究院 物理情報工学研究系 木内 勝准教授を講師として、「超伝導体による浮上実験-超伝導体と磁石はどう違うのか?-」と題した探究活動授業を、筑紫女学園中学校医進サイエンスコースに所属する3年生を対象として実施しました。この探究活動授業をもとに、各班が調べ学習を行い、2025年1月21日、下記の各題目で6班計37名の生徒の皆さんが調べた内容を発表しました。
発表班 | 発表内容 |
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1 班 | MRI with conductors |
2 班 | マイスナー効果と室温超伝導 |
3 班 | 超伝導とその活用について |
4 班 | 超伝導の実用化 |
5 班 | MRIの仕組みとその可能性 |
6 班 | 超伝導の活用と未来 |
それぞれが超伝導のことについて学ぶ中で、MRIの原理から高温超伝導の話まで多岐にわたる調査内容の発表が行われました。中には、超伝導について調べる過程で、電気抵抗がどのように生じるかについて疑問を持ち、その小さな興味をきっかけに、さらに関連する項目を調べる生徒もいました。その姿勢には大変感心させられました。また、発表では、修学旅行で訪れたベトナムでTOTOやAEONなどの日本企業を訪問したことや、ハノイ工科大学での交流内容についての紹介もあり、皆さんとの交流を深め充実した発表会となりました。
九州工業大学情報工学研究院では引き続き、筑紫女学園中学校?高等学校における理工系分野の教育に協力することにより、同校における教育や人材育成に協力するとともに、入学前の女子中高生に対する理工系分野への進学意識の向上に貢献していきます。