更新日:2025.03.07
2025年2月13日～16日の4日間、大分市のJ:COM ホルトホール大分で「The 2025 (30th) International Conference on Artificial Life and Robotics (ICAROB 2025)」が開催され、大学院工学府 博士前期課程 工学専攻知能制御工学コース 2年の七浦 大地さんが、 Young Author Award を受賞しました。この賞は、発表された口頭発表の中で35才以下の若手研究者を対象に、特に優秀な5件の発表に贈られる賞です。
本発表では、一人称視点であるMY VISIONを用いて、視認困難者のバス乗車を支援するシステムを提案しました。実環境の昼間と夕方の映像を用いて、バスの検出および行先番号認識の検証実験を行い、提案した方法の有効性を示しました。
視認困難者は公共交通機関を利用する際、特にバスの行先番号の特定が難しく、乗り間違いなどを起す可能性があります。提案したMY VISIONシステムでは、車道を走る車の中からバスを検出し、バスの前面上部のパネルから行先番号を認識します。これにより、視認困難者が乗りたいバスを特定し、乗車をサポートする手法です。今回この提案内容が高く評価され、受賞に至りました。
【受賞対象】
| 受賞者 | 七浦 大地 (大学院工学府 博士前期課程 工学専攻知能制御工学コース 2年) |
| 発表題目 | A Support System for a Visually Impaired Person Finding Bus Route Numbers Employing MY VISION |
| 指導教員 | 丹上 結乃純 (大学院工学研究院 機械知能工学研究系 教授) |
ICAROB2025 YoungAuthorAward
