更新日:2025.11.07
2025年9月17?19日、北海道大学にて、公益社団法人 日本金属学会主催の2025年秋期(第177回)講演大会が開催され、大学院工学府 博士前期課程 工学専攻 マテリアル工学コース1年の川村 光平さんが優秀ポスター賞を受賞しました。
高レベル放射性廃棄物の新たなコンテナ材料として注目されている結晶セラミックスについて、放射線照射による損傷時に現れる短範囲規則状態を、電子顕微鏡技術を用いて明らかにしました。
放射線が照射される環境では、材料内部に原子レベルの欠陥が導入され、それらが蓄積することで、材料強度の劣化が起こります。このため、原子レベルでの構造変化に関する情報が求められています。本研究では、照射損傷に伴い、母相とは異なる原子配列が短範囲規則状態として現れることを見出しました。
研究成果ならびに発表内容が高く評価され、今回の受賞に至りました。
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【受賞対象】
| 受賞者 | 川村 光平 (大学院工学府 博士前期課程 工学専攻 マテリアル工学コース 1年) |
| 発表題目 | イオン照射Sc2O3-HfO2系蛍石型類似相における短範囲規則構造の解析 |
| 指導教員 | 石丸 学 (大学院工学研究院 物質工学研究系 教授) |
優秀ポスター賞を受賞した川村さん









