【八幡まちみらいストリートパーク】は、100周年となる八幡のまちの過去、現在を体験しながら、八幡の未来のまちづくりについて、こどもたちを主体として多くの市民の方々に一緒に考えてもらうためのまちづくりプロジェクトで、八幡東区にある「牡牛座の道」という公道を、皿倉山点灯式の平成29年11月18日(土)に合わせて、1 日だけ市民の居場所として開放すると共に、公共の街路や緑地を、市民の居場所として活用する新しい公共としての都市空間の活用を具体的に示す提案例として実施しました。
本イベントは、企画からデザイン(グラフィック?家具?インテリア?ランドスケープ等)、そして、施工?実施まで、本学建設社会建築デザイン研究室(指導:佐久間治教授)の徳永晋さん、野口亮太さん、王珍佳さんらを中心に、約半年をかけ、研究室全員で取り組みました。プロジェクトの具体的な内容として、『八幡36景デザイン提案』では、学生が、八幡の地域資源としての風景を36項目選定してアイコンにデザインし、これを8mの歴史絵巻2巻に印刷して掲示することで、訪れた様々な年代、立場の市民の方々が、八幡の地域資源としての様々な風景(自然景観、建築物、料理、無形文化財等)を共有してもらう契機をつくりだすことを意図しています。
また、『展示?ワークショップエリア』や『グリーンプレイス』では、ものづくりの企業城下町としての八幡の発展を支えてきた様々な企業の方々にご協力していただき、普段はあまり市民生活の中で、直接触れることが少なかったり、意識されにくい製品である地域産業素材としての『ドラム缶』や『ダンボール』を、市民に身近なアーツ&クラフトツ、家具、インテリア、ランドスケープにリ?デザインすることで、体験してもらい、ものづくりを活かした今後の八幡のまちづくり、居場所づくりのあり方へのより豊かな意識の醸成を図ることができました。
当日はあいにくの天気となりましたが、多くの市民の方々に参加していただき、大盛況に終わりました。
ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。
◇プロジェクト主催?企画?デザイン
国立大学法人 九州工業大学工学部 建築デザイン研究室+「つながる絆!八幡」実行委員会
◇プロジェクト協力団体【 敬称略?順不同】
ダンボールクラフトダンピース工房 白石正雄、大石産業株式会社、よしみ工産株式会社、株式会社山本工作所、八幡ローターアクトクラブ、公益財団法人 北九州国際交流協会、八幡東区役所、八幡駅前開発株式会社、 NPO 法人 帆柱自然公園愛護会、学校法人 九州国際大学、尾倉幼稚園、華頂幼稚園、済世第一幼稚園